この記事ははっきり言って親バカです。あしからず。。
娘が6歳の時。
彼女は初めて料理を作ってくれた。
それはうどん
わかめとかまぼこが添えてあった記憶。
冷凍の加ト吉のうどんを茹で、めんつゆに入れ、具を乗せる。
一緒に作った想い出があります。
日々めいいっぱいの仕事で疲れてしまう私は
娘に時々、本当にたまにお願いして料理を作ってもらいました。
小さい子供ですから作る料理の内容はいつもシンプル。
でも、小さな手で作ってくれる料理は何よりも美味しく、
どれだけ癒されたかわかりません。
嬉しさとかわいさ余って彼女の料理を本当に褒めちぎりました。
そんな中、娘は人に何かを提供することの楽しさ、喜びを感じたのでしょうか?
12歳の時には、フルコースで私のお客様に食事を作ってくれたこともありました。
大人の女性に食事をだせるようになるまであの手この手の思考錯誤でしたが
その女性も喜んでくださり。
そして何よりも彼女が料理に自信を持ったのは中学生の時の寮生活。
福井県にある、かつやま子どもの村中学校にいた娘は、
日曜日寮にいる生徒たちに率先して料理を作っていたそうなんです。
メニュー決め、買い出し、予算などを段取り、
20人、30人という人数の料理を作って食べてもらうという生活。
美味しければおかわり者が続出。
そうでなければ・・・ という子どもらしい露骨な評価にさらされて(笑)
腕は上がっていったようです。
私はお料理作りは
どんどん子どもにさせた方がいいと思う子育ての中の要素です。
男の子にもぜひ。
料理は五感をフル活用します。だから感性が伸びます。
美味しく温かい状態で料理を出すということを配慮しなくてはならないので
段取り力もつきます。
美味しい、まあまあ、・・・などの評価がすぐに見えます。
何よりもお腹と気持ちが満足します。
人とのコミュニケーションにもなります。
次また頑張ろう!という継続力や意欲も育ちます。
そんな娘に先日、お客様含め総勢10名の食事作りのオファーをしました。
19歳の彼女が、快く受けてくれた彼女のメニューは
揚げ野菜のグリーンサラダ
アンチョビドレッシング
出し巻き卵
この器も娘の作品です。
娘の一番の得意料理の肉じゃが
もやしと白菜の餅入りつくね鍋(しょうゆ味)
最後は卵入りおじやで〆ました
娘は結婚しても働いて行きたいと思っているようです。
現実はどうなるかはわかりませんが。
でも美味しい料理を短時間でも作ることができるコツだけ知っていれば
旦那さんもきっと喜んでくれるはず。(だといいなぁ~)
きっと人生の楽しみは何倍にもなるかもしれない
最初は私が疲れて料理を作る体力がなかったことの対応策だった娘の料理作り。
今はそれも個性の一つ。
親が子どものためにと全てしてあげることが
決していいことではないというひとつの例。
これは私が子育てに手を抜いたことが発端なのですが
結果オーライとなり喜ぶ母でした