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コミュニケーションスキルアップ法

【1】相手が何を話しているか一字一句を聴き取ってみる練習

家族や、阿吽の呼吸と言われるほど息の合う職場の同僚、友人との会話はともすると聞き流してしまうことがあります。
「よくあるよね…」なんて上の空で聞いていても、人間関係が悪くなる可能性はほぼない関係においてよくあることです。

そんな慣れた関係の相手との会話を10分間でもいいので、じっくり聴いてみる練習をしてみませんか?
相手の話している言葉を一言一言、丁寧に聴き取ってみる。そして感覚としては耳だけで聴くのではなく、全身が耳になったような感覚で聴いてみる。相手の息づかい、話すスピードなども受け取ってみる。そして目でも聴きます。相手の話している時の表情、目線や体の動きなども見てください。

 

この練習の効果は、特に相手があなたに相談したいことがあるときなどに行ってみると今までにない気づきが得られるかもしれません。それはいつもより声が小さいとか、目線がほとんど下を向いていて自分の心の内を探り探り話しているように感じるなど。

 

相手のいつもと違う様を感じ取れたらきっとあなたの口から出てくる言葉も変わってくるかもしれません。いつもと変わらないかもしれません。いずれにしても耳と目で聴いてみることで、今迄と違う何かに気づくことができるかもしれません。

 

そんな風に相手は自分の言葉を汲み取ってくれるあなたをどの様に感じてくれるでしょう。特に副業、起業を始めようとすると家族の理解も不可欠となります。
あなたが抱く未来への展望を応援してくれる家族、仲間でいてくれるよう、普段からのコミュニケーションを丁寧にすることをおすすめします。
丁寧とはなにか?
まさにここでお伝えしたことがその第一歩です。大切な人とのコミュニケーションが少しでも深まることができたらいいですね。

相手の気持ちを汲み取る

1回目にお話しした、耳と目で聴いてみるという言葉は、正に「聞く」ではなく「聴く」の言葉を意味します。
これを傾聴といいます。
傾聴力を磨くことはビジネスなどどんな場面においても優れたコミュニケーターになるために必要な最初のステップです。

 

聴くという言葉には耳・目・心が入っています。

 

  • 耳で相手が発した言葉の情報そのものをまっすぐに素直に受け取ることが大切です。
  • 目で相手のさりげない表情の変化も受け取ってみてください。
  • 心で相手は今、何を感じているんだろう…と、あなたも心で感じてみてください。

 

気持ちを「汲み取る」という努力をしても、本当は相手が何を思っているのかは他人である私にはわからないのです。それでいいのです。汲み取る別の言い方をすれば相手の心を理解したいという思いで読み取るとも言えます。

 

私は長い間、本の読み方を教えてきましたが、本を読むというのはどこまで行っても憶測です。
著者と同じ知性と経験を持ったとしても同じ人間ではないので、読解した内容の理解が著者と100%同じなんてありえません。
違っているのが普通です。

 

相手の心を少しでも汲み取ろうとするあなたの努力が、あなたの姿勢や表情となり、相手には伝わります。
それが相手の心を時に励ましたり、勇気づけたり、癒したりするのです。
あなたが饒舌に何かを話すからコミュニケーション上手ということではなく、その前にあなたが相手の心を理解し、思いやりを持って言葉を汲み取ろうとする心、態度がコミュニケーションを豊かにします。

 

社会人としてももちろんですが、コーチングにおいても傾聴は重要視されます。
普段からこれができるとリーダーとして信頼を得ることができます。
信頼関係は起業の重要なキーワードです。これについてはまたお話ししますね。

【3】時間をかけてでも深めておきたい人との関係

ビジネス、家庭においても人は1人で生きていくことができないので、人間関係が人生に大きな影響を与えます。人間関係とはつまり信頼関係と言えます。いざ、勝負!とビジネスを拡大したい時に、一緒に働く仲間との信頼関係があるなしで、ビジネスの進展も発展もそのスピードも変わります。信頼関係を築くのには時間がかかりますが、壊すのは一瞬でできます。
副業、起業をして最初からお客様に恵まれる人もいれば、そうでない人もいます。一概には言えませんが、今までのビジネスとプライベートでの信頼関係をどう培ってきたかによって違ってくるのです。

 

信頼と信用の違いについて、辞書を引くと
「信頼」とは信じて頼りにすること。頼りになると信じること。また、その気持ち。
「信用」とはそれまでの行為・業績などから、信頼に値すると判断すること。

 

信用とは過去から見て判断することを主とし、信頼とはまだ起こっていない未来についても相手を信じる気持ちのことを言います。ですから副業、起業をする際に、家族や仲間があなたの未来を信じて頼りにしようと思ってくれたのなら、それはとても心強いブレーンとなってくれるのです。

その信頼関係を築くためには、心と時間と労力が必要です。短期的な視野でも物事をみるのではなく、長期的かつ継続的な努力を要とます。ビジネスで成功したければあなたが心おきなく話せ、相手も心を開示して話してくれる信頼関係をできるだけ多くの人、多様な分野で構築してください。
そのために【2】でお伝えした人の気持ちを汲み取ろうとする、相手に興味を持って接しようとする姿勢が深い絆を築き、信頼関係へと育てていくことができます。

まとめ:コミュニケーションスキルアップ法

  1. 相手が何を話しているか一字一句を聴き取ってみる練習を
  2. 相手の気持ちを汲み取る
  3. 時間をかけてでも深めておきたい人との関係を大事に

「あなたに会えてよかった」と言ってくれる人がいる人生を創れたら、生きた甲斐があると思うのです。